〝石垣島産チョコ〟の夢着々 今年もカカオ収穫 「あと5年」栽培技術確立へ

「石垣島のおかげで採れました」と笑顔のスタッフ=19日
「石垣島のおかげで採れました」と笑顔のスタッフ=19日

 

 石垣島にあるロイズコンフェクト社のカカオ栽培試験場では、今年もチョコレートの原料カカオの実がたわわに実り19日、関係者による収穫作業が行われた。同社の石垣島での試験栽培は、今年で6年目。収穫は昨年に続き2度目となる。今年は、栽培技術の向上によりサイズも大きく、803個を収穫した。

 

 2006年から始動した同社の石垣島での試験栽培は、今年で6年目。昨年は国産チョコレート向けに取り組む収穫として初めて760個の収穫を実現。


 同社のスタッフらは、今年の栽培に向けてインドネシアを訪問、栽培現場を視察した。昨年以上に工夫を凝らし、収穫予定日にそろって実が熟するように、冬場にできた実を間引き、木を休ませながら収穫予定日に備えたという。


 栽培技術を工夫したことにより、今年の収穫は、サイズが大きくなり、数も803個と昨年より43個増加。カカオの木自体が大きく成長したこともあり、ビニールハウス内は大きな葉が伸び伸びと育った枝で横に広がっていた。


 同社の成田武光専務は「もう5年勉強させてもらい、国内産初となる石垣島産チョコレート製造に着手したい。それまで石垣島産チョコは待ってほしい。まず、単位収量をあげたい」と、栽培の技術習得に余念がない。「石垣島で栽培したいという農家には、助力します。ただ、現時点では採算は見込めませんが…」と石垣島の農家との連携も惜しまない姿勢。「石垣島の(太陽の)おかげですから」と成田専務はにこやかに笑った。