「公民科は国民視点で」 育鵬社版反対で講演 住民の会

育鵬社版公民教科書の問題点を指摘する小笠原さん(左)=24日夜、市健康福祉センター
育鵬社版公民教科書の問題点を指摘する小笠原さん(左)=24日夜、市健康福祉センター

 子どもと教科書を考える八重山地区住民の会による講演会「このままでいいの?公民教育と育鵬社版教科書」が24日夜、石垣市健康福祉センターで開かれた。弁護士の小笠原彩子さんが講師を務め、公民科や育鵬社教科書の問題点を述べた。


 八重山地区住民の会は、教科書問題で石垣市と与那国町の採択した育鵬社版公民教科書に反対。この日の講演会は、子どもたちに真実に基づく教科書を手渡すために学習を深めるのが目的。


 小笠原さんは、公民科について「国民視点で、憲法を活かした国づくりをどう取り組むのかを学ぶことが大事。基盤は『わたくし』にある」とした上で、育鵬社版公民教科書は「国のために何ができるかを考えて行動するといった意識を持つ人間を育てることが教科書のベースにある」と指摘した。


 また育鵬社版公民教科書で、天皇や自衛隊について多くのページが割かれていることに「ページづくり自体が極めて政治性の高い、偏頗(へんぱ)な教科書だと感じる」と述べた。


 八重山地区住民の会は、今後、月1回のペースで「公民教科書学習会」を開催していくことを発表し、参加を呼び掛けた。