マンション建設に断固反対 宮良公民館が反対集会 自然・聖域の保護訴え 宮良川河口付近

建設反対のシュプレヒコールをあげる住民ら=26日午前、宮良
建設反対のシュプレヒコールをあげる住民ら=26日午前、宮良

 宮良川河口付近で㈱マルナカホールディングス(本社=香川県、中山明憲社長)が計画しているリゾート型分譲マンションの建設が17日から始まっている。宮良公民館(佐久盛安喜館長)は26日、建設現場近くで建設反対集会を開き、参加者たちが「自然や聖域が荒らされる」とマンション建設に反対した。

 

 分譲マンション建設計画は2008年から始まり、業者側が4回以上の住民説明会を行ったが、住民から理解を得られず平行線をたどっていた。県は昨年6月、業者へ都市計画法に基づき開発を許可。市は自然環境保全条例に基づく近隣自治体の同意書が提出されていないため、計画に対し「不同意」の意見をつけている。


 公民館は、自然環境の悪化や予定地東側にある山崎御嶽での祭祀への影響を危惧。分譲マンション住民とのトラブル発生なども問題視し、08年度の総会で反対決議を出した。


 業者側は当初25メートルのマンションを予定していたが、風景計画に基づき2階建て8・3メートルに縮小。山崎御嶽に配慮し、建物を約120メートル離すほか、海岸への進入路の整備も行うとしている。


 建設反対集会で、佐久盛館長は御嶽周辺や海岸への影響を懸念、「公民館をあげて断固反対し、彼らの意志を食い止めたい」とした。


 また、「聖域の隣にリゾートはいらない」「宮良の大事な場所を守るために反対の声をあげていく」と青年会や婦人会、老人クラブなどの地域住民が建設反対への意見を次々と述べた。


 最後は「市条例等に反する行為を直ちに中止せよ」「字民の心のより処である御嶽周辺での大型施設建設に断固反対する」などとした決議文を採択し、反対のシュプレヒコールをあげた。