経済や医療テーマに 3氏が公開討論会 クロストークでも火花 県議選

県議選立候補予定者の公開討論会に出席した大浜一郎氏、砂川利勝氏、高嶺善伸氏(左から)=27日午後、市民会館大ホール
県議選立候補予定者の公開討論会に出席した大浜一郎氏、砂川利勝氏、高嶺善伸氏(左から)=27日午後、市民会館大ホール

 県議選立候補予定者の公開討論会(主催・八重山青年会議所)が27日、石垣市民会館大ホールで開かれた。県議会議長の高嶺善伸氏(61)=民主、社民、社大推薦、共産支持=は県立八重山病院の独立行政法人化反対、市議で自民党石垣支部長の砂川利勝氏(48)=自民公認、公明推薦=は沖縄本島並みのガソリン価格実現、八重山経済人会議代表幹事で石垣エスエスグループ代表取締役社長の大浜一郎氏(50)=同=は近隣諸国との経済・観光交流推進を柱に政策を訴えた。各予定候補者が相互に質問する「クロストーク」でも火花を散らした。

 

 高嶺氏は「公的医療のサービス水準を守るには、県立八重山病院が維持されるべきだ。


現空港跡地に移すには、一括交付金を使う」と、県立八重山病院の独法化反対を第一に強調した。


 新石垣空港の開港で「景気回復元年」にすると述べた。
 砂川氏は「先島のガソリン価格は本島より20~30円高い。格差是正があらゆる経済の活性化につながる」とした上で、一括交付金を活用した農産物の輸送費補助などに取り組む考えを示した。


 住民と対話する事務所を設置し、声を県政に反映させると述べた。
 大浜氏は「アジアの成長している地域との経済交流、観光交流がこの地の起爆剤になる。開かれた八重山にしていく」と国際化の必要性を訴え「(私は)即戦力。知事に一番近い立場にいる」とPRした。


 八重山病院の移転新築は、2年以内にメド付けすると述べた。
 クロストークでは、高嶺氏が大浜氏に独法化の是非を質問。大浜氏は「運営体制(の議論)が先になっているのはいかがなものか。議論の前にやるべきことがある」と述べ、まず医師不足問題など、当面する課題への対応を優先する必要があるとの認識を示した。


 砂川氏は高嶺氏に、ガソリン価格の是正について質問。高嶺氏は
「揮発油税の軽減措置がある間に、離島価格差は解消されるべきだ。なぜ価格差があるのか検証したい。助成が不十分なら、もっと増やしてはどうか」と述べた。


 高嶺氏は砂川氏に、戦争放棄を定めた憲法9条に対する認識を質問。砂川氏は「(八重山は)国境離島であり、さまざまな問題点が発生している。国益と平和を守るため変えていくべきだ」と述べ、憲法改正が必要との認識を示した。


 コーディネーターは沖縄大地域研究所特別研究員の島田勝也氏が務めた。