渡瀬さん「住民投票を」 与那国の自衛隊問題で講演

自衛隊誘致で「住民投票を」と訴える渡瀬さん=官公労共済会館、登野城
自衛隊誘致で「住民投票を」と訴える渡瀬さん=官公労共済会館、登野城

 与那国・竹富・石垣の視点で自衛隊問題を考える集い(実行委主催)が30日、官公労共済会館であり、ノンフィクション作家の渡瀬夏彦さん=豊見城市=が講演、自衛隊誘致で住民投票の必要性を訴えた。


 渡瀬さんは、18歳で援農隊として与那国に滞在した経験から語り始め、島の自衛隊誘致について、反対署名が多いのに、町長と町議会の一部が基地建設を進めていると批判した。


 与那国の基地建設は、教科書問題とリンクしている、とも指摘。中国脅威論で、与那国に基地を置く必要性があるのか、と疑問を投げ掛け、海上保安庁の強化で事足りるのではと提言した。自衛隊員が来ることが活性化になるとの主張は無理があるとも。
 一方、住民投票については、外間守吉町長は反対していないと伝え、投票を推進している住民組織も紹介した。


 住民投票に大賛成とする渡瀬さんは、公職選挙法の規制の無い住民投票の危険性も強調した。


 その上で「(国の方針にも)びくともしない民意を示してほしい。与那国に一番近い石垣の人々が心を寄せ、(不正が無いよう)与那国の住民を応援して」と結んだ。
 質疑では、「反対運動をすると、ネット上で激しい誹謗中傷にさらされる」「この講演を与那国との連帯の第一歩にしたい」との声が寄上がった。