今世紀最後の天体ショー 真喜小の児童ら歓声 金星の太陽面通過 石垣少年の家

太陽の前をゆっくりと通り過ぎる金星。6時間ほどかけて、左下から右上に向かいゆっくりと横切る姿が石垣市でも確認できた。左下が金星、中心部の点は黒点=6日午前8時(写真家・安田雅弘氏提供)
太陽の前をゆっくりと通り過ぎる金星。6時間ほどかけて、左下から右上に向かいゆっくりと横切る姿が石垣市でも確認できた。左下が金星、中心部の点は黒点=6日午前8時(写真家・安田雅弘氏提供)
「見えた」「すごーい」と歓声を上げる真喜良小の4年生=石垣少年の家、6日午前10時4分、新川
「見えた」「すごーい」と歓声を上げる真喜良小の4年生=石垣少年の家、6日午前10時4分、新川

 今世紀最後の「金星の太陽面通過」で6日、石垣少年の家(加勢本曙所長)が構内で観察会を開いた。真喜良小と大浜小の児童が観測、世紀の天体ショーに歓声を上げた。


 国内ではこの日午前7時過ぎから、ほぼ6時間に渡って「通過」が観測可能に。真喜良小の150人は午前中に観測を開始した。
 観測に先立って、八重山星の会の通事安夫代表理事らが、金星と太陽の位置や「通過」現象の仕組み、惑星の運動―を説明。児童の興味を引いた。


 構内には、通事さん所有の焦点距離1000㍉の天体望遠鏡を設置して、ケーブルでテレビに繋ぎ天体ショーをライブ中継。安全に観測できるよう配慮も。


 説明後、児童はフィルターや観測メガネで、直接太陽を目視。「見えた」「すごーい」と歓声を上げた。稲福雅季君(4年)は「太陽の中で金星が点になって見えた。すごかった。チョー長生きして次回も見れたらいい」と興奮気味。田淵すずかさん(4年)も「金環日食も見たけど、金星通過はオレンジ色の太陽の中に黒い金星が見えた。きれいだった」と声を弾ませた。


 金星の太陽面通過の観測は2004年以来、8年ぶり。次回は105年後の2117年まで観測できない。