耳学問の会始まる 20人受講、古文書理解深める 市立図書館

「参遣状抜書」をテキストに開校した耳学問の会。黒島さんを講師に古文書理解を深める=石垣市市立図書館、浜崎。
「参遣状抜書」をテキストに開校した耳学問の会。黒島さんを講師に古文書理解を深める=石垣市市立図書館、浜崎。

 古文書を読み解く「耳学問の会(石垣市立図書館主催)」が6日、館内で始まった。受講生20人が来年3月まで週1、計38回に渡って、地元八重山に残る古文書を題材に学習を深める。


 今回のテキストは「参遣状抜書(さんけんじょうばっしょ)」。市史編集委員の黒島為一さんを講師に、受講生と対話しながら内容を探っていく。


 開講式で、松村順一館長は「古文書を一つひとつ読み進めながら、村の変遷を学び取ってほしい」と激励。さっそく、黒島さんがテキストの概略を解説した。


 参遣状抜書は17から18世紀にかけ、首里王府と八重山蔵元との往復文書を記した書。行政から風俗まで記録され、当時を伝える1級資料となっている。


 耳学問の会は今年で12回目。受講生20人のほぼ半分が、前年度「既卒者」で占められ、学習意欲の高さをうかがわせている。今回は来年2月に、古文書に記され、廃村となった安良村ほか現地調査も行う予定。


 一方、慰霊の日に合わせ、館内で「資料で振り返る沖縄戦」も開催。琉球新報社の企画「沖縄戦新聞」掲示や図書380点・写真パネルの展示を実施している。27日まで。