戦争マラリア学ぶ 大本小で平和学習 語り継ぐ会が紙芝居

手作りの紙芝居を3人掛かりで操作。児童は食い入るように見つめていた=大本小学校、真栄里。
手作りの紙芝居を3人掛かりで操作。児童は食い入るように見つめていた=大本小学校、真栄里。

 慰霊の日を前に、大本小学校(石垣俊子校長、14人)の平和学習が10日、校内であり、全校児童と父母らが八重山のマラリア被害を学んだ。


 日曜授業参観を利用。八重山戦争マラリアを語り継ぐ会(玉城功一会長)が、紙芝居「ヨッ子ちゃんの怖い話」を披露した。紙芝居は、鳩間島に住んでいたヨッ子ちゃん一家が戦争で、西表島に疎開し戦後、鳩間に戻ったものの家族が次々にマラリアの犠牲になっていく内容。


 語り手の西村幸吉さんと会員2人が、手作りの紙芝居で物語を繰り広げ、児童らの興味を引きつけた。芝居の後、児童が立ち上がり感想。「戦争は怖い」「とてもかわいそうだった」「マラリアのことをもっと知りたい」―とそれぞれの言葉で語った。


 児童会長の川奈詩織さん(6年)は「紙芝居で、戦争を起こさないようにすることが大事だと分かりました」とお礼した。


 席上、実母がマラリア禍で戦争孤児だったと明かした石垣校長は「教育の現場から戦争体験者いなくなり、『復帰』体験者も少なくなっている。戦争を語り継ぐために、この紙芝居をきっかけに、家庭でも、戦争や平和について考えてほしい」と呼び掛けた。