高嶺、砂川氏が当選 保革、議席分け合う 大浜氏、450票差で惜敗

4期目の当選を決めバンザイ三唱する高嶺氏(中央右)と支持者=10日夜、選対本部
4期目の当選を決めバンザイ三唱する高嶺氏(中央右)と支持者=10日夜、選対本部

 任期満了に伴う県議選石垣市区(定数2)は10日投開票され、現職で県議会議長の高嶺善伸氏(61)=民主、社民、社大推薦、共産支持=が4期目の当選、新人で前市議の砂川利勝氏(48)=自民、公明推薦=が初当選を果たした。新人で八重山経済人会議代表幹事の大浜一郎氏(50)=自民、公明推薦=は454票差で惜敗。現有議席と同じく、保革が議席を分け合った。

初当選を決め、バンザイ三唱する砂川氏(中央)と支持者=10日夜、選対本部
初当選を決め、バンザイ三唱する砂川氏(中央)と支持者=10日夜、選対本部

 八重山では2年前の石垣市長から、主要選挙で保守陣営が連戦連勝していたが、高嶺氏が議席を死守したことで、革新陣営が一連の流れにくさびを打ち込んだ形だ。


 今選挙は自民、公明が初めて2人を公認、推薦し、2議席独占を掲げて運動を展開。革新の1議席死守を目指す高嶺氏と対決した。


 高嶺氏は危機感をバネに革新陣営の結束を図り、県議会議長の高い知名度と実績を訴えて運動を展開。県立八重山病院の独立行政法人化など、政策中心の訴えで有権者に広く浸透。革新陣営の組織票も堅固さを見せつけた。


 砂川氏は自公協力体制に支えられ、第一次産業を機軸とした地域振興などを訴え、草の根の運動で得票を伸ばした。特に農業関係者や、両親の出身地である宮古の郷友会から強い支持を得た。


 大浜氏は政財界の太いパイプを生かし、強力な選挙体制を構築して健闘したが、保守同士の「つぶし合い」のあおりを受け、当選ラインに達しなかった。


 投票率は石垣市64・28%(2004年比2・08ポイント増)、竹富町70・28%(同3・95ポイント減)与那国町79・45%(12・32ポイント増)で、3市町全体では65・17%(同1・84ポイント増)。