「働くのは楽しい」 支援校27人職場実習

かわいらしいエプロン姿で商品を売り込む実習生ら=石垣市役所
かわいらしいエプロン姿で商品を売り込む実習生ら=石垣市役所

 県立八重山特別支援学校(町田裕校長)高等部の職場実習が始まり、27人が石垣市内14カ所の事業所で奮闘中だ。実習生は10日間の日程で、仕事の楽しさと厳しさを体験、就職に繋げようと充実した毎日を過ごしている。

 

 サポートセンターむりぶし(仲盛照子代表)では、4人が実習。弁当と飲み物の訪問販売などに挑戦中だ。11日は、むりぶしの担当者とともに市役所を訪れ、「おいしい弁当はいかがですか」と職員に声掛け、次々と注文を受けていた。


 高等部1年の穂刈瑠璃(あおい)さんは「実習は初めて。荷物が重くて大変だけど、商品が売れるとうれしい」とはにかむ。新城みどりさん(3年)も「むりぶしの弁当はおいしいのでよく売れる。卒業したら、花屋さんで働きたい」と意欲をのぞかせた。


 2人をサポートする、むりぶしの志田奈穂さんは「最初は声が小さかったが、どんどん声が出るようになった。表情もいきいきしてきた」と頼もしげだ。


 一方、大洋リネンサプライ(宮平康弘代表)㈱で、実習している横目亮太君(1年)は「働くのは楽しい。お昼ご飯も皆と一緒で、おいしく感じる。ここ(工場)で働きたいかは、もう少し考えてから」と話す。


 リネンサプライの内間康将・常務は「工場で14人の障がい者を雇用している。障がい者は真面目で、しっかり仕事をこなしてくれる。担当者を置き、障がいに応じて、配置を考えれば危険性はない。今後も採用を考えたい」と前向きだ。


 実習は、職場での基本技術と態度を学ぶとともに、事業者に障がい者雇用への理解を深めてもらうのが狙い。今年は4日から10日間の日程で実施している。