八重山振興に思いひとつ 高嶺氏 1万票突破、期待の表れ  砂川氏「現場の声」県政に反映

当選から一夜明け、支持者と談笑する高嶺氏
当選から一夜明け、支持者と談笑する高嶺氏

 ―当選から一夜明けた感想は。
 「夢のようだ。心から感謝したい。8年前に8500票余りで当選したので、当時の票を何とか確保したいと思っていた。圧勝という印象はないが、期待されたぶん、しっかり公約を果たしたい」


 ―4期目で最優先に取り組みたい政策は。
 「知事が2012年度中に県立病院の経営形態を決めると言っているので、県議会で年内に独立法人化の提案が有り得る。まずは、離島へき地医療のかなめである八重山病院は県立で守るべきだと訴える」
 「一括交付金で航空運賃低減の改善、農産物の輸送費補助、担い手の育成、待機児童の解消などに取り組む。6月議会からが山場だ。離島の実情がきちんと反映できるよう制度化を急ぎたい」


 ―選挙戦を振り返ってどうか。
 「議長を4年経験したため、八重山に帰る機会が少なくなった。一般質問や代表質問にも立たないので、私が県議会で何をしてきたか有権者には情報不足だった。新人の勢いに比べ、政策を訴えるタイミングとして非常に出遅れたと感じた」
 「5月下旬の女性部総決起大会あたりから、県議選で八重山病院の問題が大きなテーマだと(認識が共有され)7日の総決起大会、投票日と、尻上がりに政策が浸透した」


 ―勝因は何か。
 「信頼できる政治を実現してほしい、しっかり病院を守ってほしいという期待の表れ。現職の実現力に対する期待が大きかった」


 ―1万票突破をどう思うか。
 「期待の大きさだと思う。私もこれだけの得票は初めてだ。初心に帰り、公約を守って期待に応えたい」
 ―2年後の石垣市長選で、出馬を待望する声があるが。
 「(中山義隆)市長の独走に歯止めをかけた
という思いのある方が、けっこういると感じた。現市政をちゃんと検証しなくてはいけない。私には若者を育てる責任がある。今後、どうすればいいか多くの方々の声を聞きたい」

当選から一夜明け、支持者と談笑する砂川氏
当選から一夜明け、支持者と談笑する砂川氏

 ―当選から一夜明けた感想は。
 「実感はわかなかったが、きょうの新聞を見て、当選したんだなと思った。草の根運動を一生懸命やった結果が表れたのかと思う」


 ―県議として最優先で取り組むことは。
 「離島の格差是正と、第一次産業の取り組みだ。離島には燃料費、輸送費などの格差がある。燃料費の格差の問題は、いろいろなところで有権者に『価格を下げてほしい』と言われた。県立八重山病院の独立行政法人化には、公約通り反対する。民主党じゃないんだから、当選したとたん公約を変えることはない」
 「農業共済の掛け金負担軽減、土地改良の賦課金の問題解決にも踏み込みたい。観光面では、海外に向けて八重山を発信する。ゴルフ場の建設も、何か手立てを考えないといけない」


 ―選挙戦を振り返って、勝因は何か。
 「出馬表明してから7ヵ月の長丁場だったが、息切れせず、逆に後半に盛り上がった。私を支えてくれた人たちの底力だと思う」
 「有権者からは、地域密着型の政治に期待する声が多かった。第一産業や公共工事を元気にしてほしいという要望もいただいた。私は各地域をすべて歩いた。うちの運動には派手さはないが、地道などぶ板選挙が実を結んだのかと思う」


 ―保守分裂選挙になったが、今後の保守陣営内での関係修復は。
 「選挙は選挙だ。お互い戦うが、終われば当然一致団結し、中山義隆市長をサポートしようという話をしている」
 「常設の事務所も作る。市議、町議とコミュニケーションを取る。郡民の声を聞くという約束もしっかり果たしたい。自民党支部の組織拡大も図らなくてはならない」


 ―現役農家が県議に当選したのは八重山で初めてだ。
 「農業にせよ漁業にせよ、現場の生の声を確実に届けられる。私はもともと土建業だったので、公共工事のこともしっかり訴えられる。有言実行、郡民目線で、郡民の声を政治に反映させる」