石垣で1万2800世帯停電 台風以外で初めて 市役所1時間機能まひ

八重山病院東側の市道が冠水、消防署員が排水対策に追われた=午前9時40分、大川
八重山病院東側の市道が冠水、消防署員が排水対策に追われた=午前9時40分、大川

 

 東シナ海にある低気圧と梅雨前線の影響で八重山地方は21日朝から断続的に激しい雨に襲われ、石垣市では落雷による停電も発生。沖縄電力八重山支店によると、石垣市と竹富島、黒島で計1万2800世帯が停電。市役所もほぼ1時間に渡って停電するなど、市民生活に影響が出た。

 

 沖縄電力八重山支店によると、八重山地方の大規模停電は2006年の台風13号以来。台風以外での大規模停電は初めてという。

 石垣島地方気象台によると、低気圧と梅雨前線の影響が重なりこの日、石垣島は局地的な雷雨となった。気象台は同日午前、石垣島地方に大雨洪水警報と雷・強風注意報を発表。字登野城で午前9時から2時間で72㍉の豪雨を記録した。八重山地方の断続的な雨と雷は22日まで続く見込み。


 沖電八重山支店によると、字大浜の送電線に落雷し断線。同日午前8時49分、大浜と磯部地区の停電を皮切りに、石垣市の大半と竹富島、黒島に停電が拡大した。沖電職員が復旧にあたり、順次回復、2時間後の11時21分に全域の送電が復旧した。


 石垣市役所は午前9時半ごろからほぼ1時間停電。業務がマヒ状態となった。大雨のため、窓口は通常の3分の1の利用者しかおらず、大きな混乱はなかったという。急ぎの手続きには、職員が申請者の自宅まで書類を届けたりと対応に追われた。


 竹富町役場も停電したが大きな影響はなかったという。石垣空港は予備電源が確保されているため停電はなし。主要金融機関も業務への支障はなかったという。だが、大浜と白保、伊原間、川平の各郵便局は1時間から1時間半に渡って閉店状態となった。


 石垣市消防本部によると午前中、市内数カ所で道路が冠水し署員が排水作業を実施。八重山署員は、停電交差点で、交通整理にあたった。