やしの実105個流す 田原市の市長ら

快晴の下、黒潮に乗って本土までたどり着け、とやしの実を投流する参加者=鳩間島沖
快晴の下、黒潮に乗って本土までたどり着け、とやしの実を投流する参加者=鳩間島沖

 今年で25回目を迎えた「渥美半島観光ビューロー(愛知県)のやしの実流し」が23日、鳩間島沖で行われ、やしの実105個を投流、島崎藤村の詩「やしの実」再現へ期待を込めた。


 投流は、鈴木克幸・田原市長(観光ビューロー)らツアー客と石垣市観光協会のメンバー50人余りが参加。石垣港離島ターミナルであった出発式で、鈴木市長は「渥美半島(田原市所在地)に届くように心を込めて投流してください」と参加者を激励した。


 観光フェリー2台をチャーター。鳩間島の沖で、参加者がやしの実を投げ黒潮に浮かべた。投流後、参加者は南国ロマンに浸っている様子だった。


 やしの実流しは、島崎藤村の詩「やしの実」の一節、南の島を石垣島に見立てて、1988年から開始。実の漂着を田原市の観光に生かそうと、連絡先を記したプレート付きの実を毎年100個、八重山近海から投流している。


 これまで九州から本州まで110個が拾われ、回収者が田原市に招待されている。