核兵器廃絶を訴え 戦没者追悼式で市長 平和祈念の歌声響く

「月桃のうた」など、平和を希求する歌声を披露した八重高合唱部=23日午後、八重守之塔
「月桃のうた」など、平和を希求する歌声を披露した八重高合唱部=23日午後、八重守之塔

 慰霊の日の23日、石垣市全戦没者追悼式・平和祈念式が八重守之塔で開かれ、関係者多数が参列して不戦の誓いを新たにした。中山義隆市長は、昨年制定した「核廃絶平和年宣言」を朗読し「地球上から、あらゆる戦争やテロがなくなることを願い、すべての核兵器の廃絶と世界の恒久平和を希求します」と訴えた。

 

 表千家不白流八重山白和会が慰霊碑にお茶を供えたあと、石垣女声コーラスあかようらが歌声を披露した。


 市が募集した「平和を考える作文」で最優秀賞の新本貴梨子さん(石垣中2年)、優秀賞の金城花音さん(大浜中1年)が作品を朗読。


 このうち新本さんは、昨年の東日本大震災と沖縄戦の惨状を重ね合わせ「見かけの平和に惑わされず、しっかりと考えていかなければならない。戦争という醜く悲しいことが沖縄にあったことを。死んでいった人がどんなに無念だったかを。私たちの命がどんなに大切で得難いものであるのかを」と訴えた。


 中山市長は「世界に恒久平和を発信していく」と式辞。県遺族会八重山支部の仲山忠篤支部長らが追悼のことばを述べた。


 各団代表や児童生徒代表が献花したあと、八重山高校合唱部が「月桃のうた」「故郷」を歌い、戦没者の鎮魂を祈念した。