「購入計画推進を」 尖閣視察の都議に市長 市の寄付口座に181件365万円

中山市長との会見後、一人ずつ記念撮影を求めて列を作る都議=25日午後、市役所
中山市長との会見後、一人ずつ記念撮影を求めて列を作る都議=25日午後、市役所

 東京都の尖閣諸島購入計画を受け、都議8人が25日石垣入りし、同日夜、尖閣諸島を海上から視察するため、漁船3隻で石垣港を出港した。視察を前に、都議団は市役所に中山義隆市長を訪問。中山市長は「石原慎太郎都知事の尖閣諸島購入をぜひ推進してほしい」と要望した。


 都の購入計画を支持する理由として「個人の所有だと、いつ誰に尖閣諸島を買われるか分からないという不安があった。公的機関が購入することは非常に重要。購入後はしっかり管理し、わが国の領土として実効支配できるようにしたい」と強調した。


 尖閣諸島を管理するため、市が今月開設したばかりの寄付口座に、21日現在、365万円(181件)の寄付が寄せられていることも明らかにした。


 公的機関が上陸することで実効支配の強化が図られるという考えを示し「(尖閣諸島の)売買が合意されれば、国が(上陸を)止める理由はない。申請すれば認めざるを得ないのではないか」と指摘した。


 尖閣諸島周辺での漁業活動については「新空港が開港すれば中型ジェット機で貨物輸送ができるので、尖閣で取れた魚を築地や大阪に直行便で送れる。一つのブランドにできる。毎日のように漁労することが実効支配につながる」と述べた。


 都議団の団長を務める野田数(かずさ)都議は「都の尖閣購入を後押しし、視察の結果を反映させたい」と視察目的を説明。「歴代政権が(実効支配の強化に)全くの不作為だった。現状では都がやらざるを得ないと思う」と述べた。


 野田氏は都の尖閣購入計画を支援するため自民党を離党。都議団のうち、野田氏以外の都議は民主党に所属している。


 漁船に乗り組んだのは7人で、魚釣島、久場島のほか、石原都知事が避難港建設を検討する考えを示した南小島と北小島の間も視察する。26日夜に石垣島に戻る予定。

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