オスプレイの配備反対 「新右翼」の木村代表講演

講演でオスプレイ配備に反対を訴える一水会の木村代表(6月30日午後)
講演でオスプレイ配備に反対を訴える一水会の木村代表(6月30日午後)

 「新右翼」と呼ばれる一水会の木村三浩代表が6月30日、石垣市内のホテルで講演し、米軍普天間飛行場への垂直離着陸機MVオスプレイ配備について「私は断固反対だ。危険性もさることながら、防衛装備の国産化を阻むことになる」と訴えた。


 木村代表は日米安保条約の破棄と自主憲法の制定が望ましいと述べ、オスプレイ配備について「オスプレイは性能や構造に無理があると思う。政府は本来なら配備を追認せず、米国に文句を言ってやめさせるべきだ」と主張。「配備して犠牲者が出たら大問題になる」と懸念した。


 木村代表は1978年、日本青年社のメンバーとして尖閣諸島の魚釣島に上陸し、灯台を建設した。「石垣は、尖閣を守る最大の前線基地。尖閣を守ることは、日本が北方領土や竹島の奪還を目指すうえでの試金石になるかも知れない」との見方を示した。


 米国が「尖閣諸島は日米安保の適用範囲内」としたことについては「自国の領土は自分で守らなくてはだめだ。日本に気概がなければ米国だって応援しない」と述べた。


 一水会が米国主導のイラク戦争に一貫して反対したことなども紹介した。
 講演会は市内の民間団体、グローバル企画と公志会が主催した。

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記者の目

古い体質を指摘

 ○…一水会の木村代表が、講演で中山市長との「同席報道」に言及した。同席したのが「右翼」の木村氏ではなく、たとえば「左翼」と呼ばれる言論人であれば、報道のトーンもだいぶ違ったであろうことは想像に難くない。レッテル張りそのものが、もはや時代遅れになりつつある。木村氏が指摘したかったのは、そうしたマスコミの古い体質だったようだ。