オスプレイ配備こそが離島防衛のかなめ㊤ 本紙論説委員長 惠 隆之介

 先月、全日空が使用するプロペラ機•ボンバルジアQ型に搭乗した。この機は以前、トラブルや墜落事故が世界で相次ぎ、国内でも着陸時、前輪が作動せず胴体着陸をしたことがあった。しかし、現在では事故率も激減し、国民は安心して搭乗している。


 話は変わるが、七月一日、仲井真弘多県知事はオスプレイ配備説明のため来県した森本敏防衛大臣にオスプレイの事故を強調し、「政府がオスプレイの沖縄配備を強行すれば沖縄の全米軍基地の即時閉鎖を要求する」と発言した。


 私はこの日、高松の市民会館で講演していたが、聴講されていた一婦人が講演直後、挙手して、知事発言を披瀝した後、「一県知事の権限でこういう行為ができるのですか」と批判にも似た指摘をされた。


 今、仮に沖縄から米軍基地が全面撤去されたら、尖閣諸島をはじめとする離島に中国軍は侵入するであろう。米軍がオスプレイの沖縄への配備を二か月早めたことも実は迫り来る尖閣有事を想定してのことである。


 今年四月十八日、石原東京都知事がワシントンで尖閣諸島購入を発表したところ、五月二十二日、中国は激怒して、尖閣諸島は中国の「核心的利益」と発表し、軍事力の行使さえほのめかしている。


 私はこのような危機に最も有効に対処できるのが米軍新鋭機「オスプレイ」であると確信している。


 米軍将校にオスプレイついて質問したところ、「性能的には全く問題ないが、操縦が難しい」とのことであった。ならば早く配備してパイロットを訓練させた方がいいのではないか。米軍パイロットとて人間、本当に危険な航空機であれば誰が乗務するであろうか?(つづく)