「国際情勢厳しい」 北方領土問題で惠さん

 ロシアのメドジェーベフ首相が3日、北方領土の国後島を訪問し、実効支配を誇示した。ロシアに不法占領されている北方領土と事情は異なるが、日本は尖閣諸島を実効支配していながら、上陸などの実効支配強化策には及び腰の姿勢だ。本紙論説委員長でもある拓殖大客員教授の惠隆之介さんは「国民が国際情勢の厳しさを認識しないと、尖閣諸島も危うい」と警告する。

 

 惠さんは「他国は領土に対しては非常にナーバスで、領海侵犯された場合は追跡して撃沈する。日本は金で解決しようとする。だから他国は、問題を起こしてゆすり、たかりを行う。領土を守る強い意志を示さないといけない」と指摘。


 親日家とされるプーチン大統領就任時、日本国内で領土問題進展の期待が高まったことを「ものすごく甘い」と切り捨てた。


 尖閣諸島問題については「今の政権は中国から見ると御しやすい。今は米国がバックにいるからいいが、日米安保がなければ尖閣諸島だけでなく、石垣も危うい」と憂慮する。