ビギンに市民栄誉章 父親ら受け取り

栄誉章を代理で受け、映像「65年の歩み」を見つめる(右から)広晃さん、憲一さん、栄さん=石垣市民会館、浜崎。
栄誉章を代理で受け、映像「65年の歩み」を見つめる(右から)広晃さん、憲一さん、栄さん=石垣市民会館、浜崎。

 多くのヒット曲で知られる石垣市出身のバンド「ビギン」が10日、石垣市から市民栄誉章を贈られた。県外での公演のため、メンバーは出席できなかったものの、比嘉栄昇さんの父・栄さん(72)と島袋優さんの父・憲一さん(70)、上地等さんの兄・広晃さん(52)が代理で出席。それぞれが感慨深げに栄誉章を受け取った。


 栄さんは開口一番。「こういうのは苦手」と照れ「こんなになるなんて、子どものころからは想像もできない。(長男の)栄昇はごく普通の子だった。彼は仲間に恵まれた。石垣に帰ってもいつも友人に囲まれている。幸せものだ」と目を細めた。


 憲一さんは「(長男の)等は絵描きになると言って東京に出したら、いつの間にかバンドをやっていた。彼は体が弱くて、絵を描くことが好きな子だった。音楽で食べていけるのかと心配していたら、栄誉章なんて信じられない」と話す。


 広晃さんは20年ほど前、弟の等さんがテレビのオーディション番組に出る前、相談され「やってみろ」と励ましたエピソードを明かし「電話で、本人から式典出席を頼まれた。テレビ出演をきっかけに、全国で知られるようになり、章をもらえるまでになった。皆さんのおかげ」と感謝の言葉を繰り返した。


 3人ともビギンがデビューしてから、家族ぐるみの付き合いだという。華やかな式典会場で、思い思いに感慨を新たにしていた。