会議録「改ざん」か 役場移転 反対派反発 竹富町地域説明会

 竹富町が開催した役場移転の地域説明会で、職員の通勤に関する川満栄長町長の発言と、町が作成した会議録が食い違っていることが13日分かった。役場移転に反対している職員や町民からは「会議録の改ざんだ」と反発の声が上がっている。川満町長は「発言の真意を伝えるためにチェックし、不適切な部分は訂正した」と説明している。

 

 町は5月29日、鳩間島で役場移転の地域説明会を開催した。住民からは、役場移転後、石垣市民である職員が西表島に移住するかどうか懸念する質問があった。


 当日の録音によると、川満町長は「(石垣島から西表島に)通ったら損するよという政策を作ればいい。自分の給料から全部船賃を払ってしまうと、石垣から通いますから、自分のふところからも痛い思いをするという部分を作れば、徐々に徐々に(西表島に)移ってくる」と答弁した。


 しかし、町が作成した会議録では、この部分は「石垣から通勤すると経済的負担が大きい」という一文に変えられていた。


 川満町長は取材に対し「職員に損をさせるというのは町長のやるべきことはではなく、発言は真意ではない。真意を伝えることを優先したい」と強調。担当課が作成した会議録の原稿を、6月に自ら書き換えたことを明らかにした。書き換えは会議録の「改ざん」ではないという認識も示した。


 役場移転に反対する姿勢を示している竹富町職労の登野盛恒雄執行委員長は「(職員が損をするという)発言があったことは聞いており、会議録や音声データを確認しようと考えていた。会議録が変えられていたことが本当なら許されない。当局に不信感を抱く」と話した。


 別の職員は「行政が文書を改ざんすれば職員も反発するし、町民も誰を信じていいか分からなくなる」と川満町長を批判した。


 小浜公民館は、役場移転反対を決議している。小浜島在住の大石功幸町議は「会議録がいろいろ改ざんされているという話は聞いている。本当なら公文書偽造ではないか」と憤った。