「復興大会」八重山から支援 仙台で崎山健さん トライアスロン

大会を支えるボランティアとして活躍した崎山さん(右)と大関事務局長
大会を支えるボランティアとして活躍した崎山さん(右)と大関事務局長

 7月1日に宮城県七ヶ浜町で開催された「第18回みやぎ国際トライアスロン仙台ベイ七ヶ浜大会」に石垣島トライアスロン大会事務局の﨑山健さん(38)が復興支援として現地に派遣され大会を支えた。


 東日本大震災の津波で町の3分の1が流された同町。亡くなった人も多く、昨年の大会は中止せざるを得なかった。今年の開催も危ぶまれていたが、宮城県トライアスロン協会を中心としたボランティアによるがれきの撤去や浜の清掃など地道な活動により復活開催にこぎ着けた。


 﨑山さんは仙台大学大学院を卒業後、宮城県スポーツ振興財団に勤務。その傍ら、始まって間もない同大会の運営に長年携った。石垣島に帰郷後も石垣島トライアスロン大会事務局で運営を担当している。


 今回の開催にあたり同大会実行委員会事務局長の大関辰郎事務局長は「﨑山さんはこの大会を共に作ってきた仲間。ワールドカップを開催している石垣島大会の事務局員として活躍されていると聞き、復興大会にぜひ力を貸してもらいたいと支援を要請した」と話す。


 前日の会場設営から当日のコース設営、レース中の選手の誘導、終了後の撤去作業まで携わった﨑山さん。この大会を知っていることもあり、地元ボランティアをまとめる役目も担った。大関事務局長は「快く引き受けていただき、2日間粉骨砕身働いてくれた。感謝と嬉しさでいっぱい」と喜んでいた。


 﨑山さんは「石垣島大会では義援金を募ったり、協力団体によるグッズ販売の活動を通して、被災地を支援してきた。今回、被災地で開催される復興大会の運営に直接携わることができ、石垣島大会の代表として精一杯活動した。先日、石垣島から仙台に引き揚げたばかりのやえやま東北人会の水上綾子さんも2日間ボランティアとして活動いただきとても心強かった。会場周辺を見る限り復興にはまだ時間がかかると思うが、今後も石垣島大会の開催を通して被災地にエールを届けたい」と活動を振り返った。


 コース沿岸の住宅地は土台部のみが残され、がれきの山や仮設住宅が建つ中での開催となったが、前日の受付会場では「復興祭」が催され、屋台が並ぶなど町民やボランティアらが大勢詰めかけ会場を盛り上げた。