「2期目で役場移転実現」 現職川満氏が出馬表明  条件整備に意欲 竹富町長選

出馬表明する川満氏(16日午後)
出馬表明する川満氏(16日午後)

 8月21日告示、同26日投票の竹富町長選で、現職の川満栄長氏(59)=西表島上原住吉=は16日、石垣市内のホテルで記者会見し、2期目を目指して出馬表明した。争点となる西表島への役場移転について「町民、議会の理解を得て条件整備しながら、2期目で実現したい」と明言。住民投票については「考えていない」と否定した。「軸足は常に町民、地域(島々)、竹富町」などとした5つの基本姿勢と、12の基本政策も発表した。

 

 川満氏は「役場移転の場所は西表島東部に決定しているが、他の島々に不利性があってはいけない。条件整備をしっかりしながら、町民の理解を得て移転することが大事だ」と、2期目の任期中に役場移転を実現させる方針を示した。


 条件整備の具体的な内容として「石垣島にしっかり支所を作って充実させることに力点を置く。(西表島と他の島々の)海上交通ネットワークも行政が主導して整備する。必ず町民の理解を得られると思っている」と述べた。


 住民投票については「(住民投票を求める意見は)町民の一部だと認識している」と指摘。役場移転の場所を決定した役場移転審議委員会の「答申、決定をしっかり認識して進めることが大事」と強調した。


 1期目の主な実績としては、竹富島の医師確保、海洋基本計画の策定、預かり保育の実施、職員採用試験の実施などを挙げた。2期目に向け、町の世界自然遺産登録にも意欲を示した。


 波照間寛後援会長は「役場移転が実現できるよう、皆さんとともに戦う」、那根操選対本部長は「(川満氏には)2期目は役場移転、3期目は基盤整備と、確かなレールを引いて後継者に譲ってほしい」と期待した。

 

 プロフィール 
 川満栄長(かわみつ・えいちょう)。1953年6月30日、西表島上原住吉地区出身。琉球大短期大英語学科卒。教員を経て1990年、町議初当選。以来5期連続当選。05年に町議会議長。08年に町長選で初当選。