「役場移転強行に反対」 加勢本氏が出馬表明 竹富町

出馬表明する加勢本氏(20日午後)
出馬表明する加勢本氏(20日午後)

 8月の竹富町長選で、元教頭の加勢本曙氏(62)=西表島白浜=は20日、石垣市の官公労共済会八重山会館で記者会見し、出馬表明した。争点の役場移転について「現状の石垣市が最も適している」として反対を明確にし「何が何でも役場移転を強行する現町政の行政姿勢を正す」と強調した。


 役場移転の是非を問う住民投票については町民から改めて要求があれば実施する考えを示した。ただ、住民投票を実施する場合でも「大多数の町民がゴーサインを出して、初めてこれだけの大きな事業ができる」と述べ、役場移転の実行には単純な多数ではなく、3分の2などの大多数が必要だという認識を示した。


 町議会野党が役場移転反対を訴える候補を擁立した場合については「役場移転反対の候補が2人も出ては町民は選択に迷う。私よりも有力な候補が出れば、潔く身を引いてもいい」と述べた。


 役場移転以外の主要施策では、波照間航路を安定的に運営するための町営運航会社の設立などを挙げた。政治姿勢は「町民とともに歩むことを政治信条の第一とする」とした。


 加勢本氏は町長選出馬のため、4月から務めていた県立石垣青少年の家所長職を19日付で辞職したことも明らかにした。

 

 プロフィール
 加勢本曙(かせもと・あきら)1950年7月1日、西表島祖納出身。神奈川大経済学部卒。白浜小中を振り出しに35年間の教員生活。11年3月、白保小教頭で退職。沖教組八重山支部書記長などを歴任。