中国による尖閣諸島の実効支配は今年か!?① オスプレイ配備が尖閣諸島及び与那国島・八重山・沖縄を守る 大浜 孫典

 今年になって尖閣諸島周辺が騒がしくなってきた。東京都知事の尖閣購入発言や沖縄復帰40周年に合わせて尖閣上陸を計画している中国活動家、時期を合わせて中国国内の政治、経済等の問題もあり今まで以上に尖閣問題が日本の国防にとって重要な意味を持ちつつある。今月10日三隻の中国漁業監視船が領海侵犯を行った。漁政202、204、漁政35001の三隻である。中国の漁船も出漁していないのになぜ、漁業監視船が巡回をしなければいけないのか疑問である。この海域は既に中国の海であり領海の警備を行っているという中国のしたたかさを強調している様である。


 野田政権は東京都の尖閣上陸の申請を保留する方向にあるようだ。日本の固有の領土であるならばなぜ中国の顔色を窺わなければいけないのか。野田政権には日本固有の領土を守る気概など全く無いということだろう。野田首相は財務省官僚の操り人形と化し言いなりになり日本経済を衰退させる消費税増税に命を懸けるようである。後世に名を残すか悪名を残すか今、問われている。


 中国による漁船衝突事件以降、農業省の管轄の漁業監視船が見られたが、今年になってからは人民解放軍の影響下にある海洋巡視船が領海侵犯を繰返す様になってきた。状況は益々悪化の一歩をたどっている。海洋巡視船は何時でも戦闘態勢に入れる武器を所持している事は当然の事であり、海上保安庁の巡視船が攻撃を受け沈められる可能性もでてきており、中国の尖閣奪取へ向けての行動は着実に行われている。

 

 今月10日、マスコミ各社は尖閣諸島で漁業監視船が領海侵犯を行った事を報道した。日を合わせる様に中国海軍は東シナ海の尖閣諸島、北約300キロ海域で大規模な軍事演習を行った。最新鋭の揚陸艦を始め護衛艦、ミサイル発射可能なステルス性を持った高速艇等での軍事訓練である。なぜ、最新鋭の揚陸艦が必要であるのか尖閣諸島を含め与那国島、八重山、先島への侵略実戦を想定した実効支配を行う為の軍事訓練である事はいうまでもない。尖閣諸島は石垣市の行政区域にあるにも関わらず沖縄県内のマスコミはそのことを一切報道してない事は重大な問題である。


 中国は尖閣諸島を核心的利益だと今年になって何回も公式の場で主張し始めた。今月行われたASEAN外相会議に於いても尖閣諸島は中国の固有の領土だとし、主権は中国にある事を強調した。中国に於ける核心的利益とは中国の領土であり中国に主権があり絶対に譲れない事であり、その為には武力行使も辞さない事である。チベットやウイグルを武力で侵略して強引に奪い取ってきた歴史があり、中国は尖閣問題に対しても武力を持って解決する事を意図している。中国は着実に侵略戦争への道を歩み続けている事を多くの市民は知らなければいけない。(平和憲法が日本の平和を守ってきた)という寝言から目覚めなければいけない。(中国はこれから尖閣諸島を含む先島諸島を侵略し中国の管理下に置きますよ)と親切に助言しているのに、沖縄では来月にはオスプレイ配備反対の県民大会が行われようとしている。


 沖縄を含め日本は未だに鎖国状態にあり、黒船が現れないと日本人、沖縄県民は目覚めない様である。開国を求めた幕末の黒船とは違い今回の黒船は侵略を目的としたものである事を県民は認識する必要がある。日本政府は国防上の重大な危機を迎えている事を認識しなければいけない。与那国島、石垣島の島民の生命と安全を守る為に一日も早い自衛隊の配備を急ぐ必要がある。消費税増税を議論している場合では無い。本土の自治体が尖閣諸島の実効支配を行う為の法整備を国に提出しているが、当の沖縄県議会はなぜかそれを行おうとしない。県議議会や県知事はそれを行う事によってまずい事でもあるのだろうか。


 沖縄本島の住民は尖閣に関してはあまり関心が無いようだが、中国の侵略の本当の目的は尖閣諸島では無く沖縄本島である事を知らなければいけない。沖縄本島から米軍を追出せば中国の2012年目標とする対米防衛海洋戦略、第一列島線が完成する。東シナ海を含め九州から台湾、フィリピンまでは中国の内海となり制海権は中国のものとなる。それは日本が中国の属国となる事を意味している。(つづく)