山田耕治氏を擁立へ 野党、現職川満氏に対抗 加勢本氏と一本化か 竹富町長選

(左から)山田耕治氏、加勢本曙氏、川満栄長氏
(左から)山田耕治氏、加勢本曙氏、川満栄長氏

 8月21日告示、同26日投票の竹富町長選で、野党は29日までに、前副町長の山田耕治氏(55)=西表島祖納=を擁立する方針を固めた。山田氏は取材に対し「検討中」と述べ、近く態度を表明する考えを示した。関係者によると出馬の意向をほぼ固めているという。最大の争点となる役場移転については、住民投票を実施するよう訴えると見られる。役場移転を推進する現職、川満栄長氏(59)=西表島上原=はすでに出馬表明しており、事実上、両氏の一騎打ちになる公算が強まった。

 

 山田氏が出馬を決意した場合、「反役場移転」の立場で出馬表明した元小学校教頭、加勢本曙氏(62)=西表島白浜=との一本化に向けた調整が行われる見通し。加勢本氏は30日に事務所開きを行うスケジュールで準備を進めている。


 関係者によると、町議会の野党議員8人は、元町議会議長で、副町長として町政に携わった実績もある山田氏を候補の適任者と判断、一致して推す方針を決め、山田氏に打診した。


 山田氏は取材に対し、打診を受けたことを認めた上で「思案中。議員の皆さんとも話し合いながら、最終的に決めたい」と述べた。出馬する場合は、加勢本氏との一本化に向けた調整に入る必要があるとの認識を示した。


 役場移転については「町民にやれという意見が多いのなら、やるのは当然だ」と述べ、住民投票を実施しない方針を示している現町政に疑問を呈した。


 山田氏は西表島祖納出身。町議を3期務め、町議会議長を経て2005年、当時の大盛武町長の助役(のちに副町長)に就任した。08年の町長選で大盛氏が川満氏に敗れたことを受けて退任した。