「請求あれば住民投票」 新人山田氏が出馬表明 役場移転で町政を批判 「町民が主役」掲げる 竹富町長選

出馬表明する山田氏(5日午後)
出馬表明する山田氏(5日午後)

 21日告示、26日投票の竹富町長選で、新人で前副町長の山田耕治氏(55)=西表島祖納=は5日、石垣市内のホテルで記者会見し、出馬表明した。争点となる西表島への役場移転について「住民の請求があれば住民投票を実施するのは当然」と述べ、住民投票での決着が望ましいとの考えを示した。住民投票がない場合は、石垣市に役場がある現状の維持が妥当とした。町政運営のモットーには「町民が主役」を掲げ「魅力あふれるまちづくりに全力で取り組む」と意気込んだ。

 

 山田氏は「議会、行政で培った豊富な経験を生かし、住み良い郷土づくりに即戦力として粉骨砕身取り組む」と、町議、副町長としての実績を強調。
 役場移転については「(住民投票の)結果を受けて議会の特別議決に諮り、決定したものが民主主義だ。予算も町有地も町民から委託されている。住民の意向をうかがいながら判断するべきだ」と述べ、住民投票を実施しない方針を示している現町政を批判した。


 独自に出馬表明した加勢本曙氏(62)=西表島白浜=との一本化調整については「議員団に任せてある」と述べるにとどめた。


 産業振興策については、観光産業と他産業のリンクを訴え「来年の新石垣空港開港を控え、観光関連産業を立ち上げなくてはならない。地場産業を育成し、地元にいかにお金が落ちるかという方策を考え、自主財源の確保を図る」と述べた。


 野党町議団8人のうち、島仲秀憲氏=黒島=は山田氏を擁立した経緯について「議員を3期務め、政治経験がある。行政にも携わってきた。適材適所で山田さんしかいないと決断した」と説明した。後援会長には大盛武前町長、選対本部長には西大舛高旬町議会議長が就く。


プロフィール
 山田耕治(やまだ・こうじ)1957年1月16日、西表島祖納出身。駒沢大法学部卒。94年から町議会議員。3期目に町議会議長。05年から08年まで、大盛武町長の副町長(就任当時は助役)を務めた。