池城安武さんが意欲 「キジムナー」美術制作

キジムナーフェスタの舞台で使用された背景幕を背に、意欲を膨らませる池城さん=新川の自宅アトリエで
キジムナーフェスタの舞台で使用された背景幕を背に、意欲を膨らませる池城さん=新川の自宅アトリエで

 石垣市在住のアーティスト・池城安武さん(32)が、沖縄市で開催されたキジムナーフェスタの舞台で、舞台美術を担当し好評を得た。池城さんは「石垣島で作品制作が触発されている。これから、国際的な展覧会への出品や個展の開催も視野に入れたい」と意欲を膨らませている。


 池城さんは琉球大学を卒業後、ロンドンに留学、独学で絵画を学んだ後、帰沖し、会社勤めなどを経て、古里石垣に戻った。2011年10月に、デザイン会社「イチグスクモード」を設立。石垣市のポスター制作や服飾デザインを手掛けている。沖縄タイムス社主催の沖展(3月)では版画部門で入賞を果たした。


 国際児童演劇フェスティバル「キジムナーフェスタ(沖縄市、7月28日~8月5日)」で、世界11カ国20人の若手アーティストが結集。1週間で児童演劇を作り上げる、初の試み「命薬(ヌチグスイ)」では、舞台美術を担当した。


 舞台で、版画の技法を利用した背景の幕(高さ1・5㍍、横25㍍)を制作。母親の母乳と人の涙をイメージしたデザインは、監督らスタッフから高い評価を受け舞台後、作品の大部分を関係者が裁断し持ち帰ったという。


 字新川の自宅アトリエで、池城さんは「世界中から集まったスタッフに評価され、自信になった。版画制作を主に石垣島を拠点としながら、国際コンペ出品や個展の開催を考えたい」と話している。