子宮頸がん81% ヒブ、肺炎球菌は52% 家計負担、9千万円軽減 ワクチン接種率

 石垣市の中学1年生から高校1年生の女子を対象にした子宮頸がんワクチンの接種率は、無料化がスタートした2011年度、81%に達したことが市健康福祉センターのまとめで分かった。市民の関心の高さを反映していると言えそうだが、同センターは「本来は100%が理想」(前底正之所長)として、今後も接種率向上を呼び掛ける。同じく無料化の初年度だったヒブ、小児用肺炎球菌ワクチン接種率は、ともに52%にとどまった。3ワクチンの接種費用総額9182万円は、国と市が2分の1ずつ負担した。

 

 子宮頸がんワクチンは半年間で3回の接種が必要。メーカーのワクチン供給不足で昨年4月の接種開始が同年7月にずれ込んだため、高校2年生でも、昨年度中に1回でも接種していれば、今年度に接種する残り2回は無料となる。


 同センターによると、昨年度の接種対象者は1137人で、接種者は925人。接種率は中学1年83・1%、同2年83・4%、同3年80・4%、高校1年77・9%。子宮頸がんの原因は性交渉の際に感染するヒトパピローマウイルスで、ワクチン接種は子宮頸がんの60~70%の予防に効果的とされ、特に10代での接種が推奨されている。


 ヒブ、小児用肺炎球菌ワクチンの対象者は生後2ヵ月から4歳児まで。接種対象者3233人に対し、接種者はヒブ1688人、小児用肺炎球菌1682人。接種率は子どもの年齢が上がるにつれて逆に下がる傾向がある。


 3種のワクチンは医療機関で予約すれば、無料で接種を受けることができる。費用は医療機関が市に直接請求するため、家計の負担はない。ワクチン接種の無料化で、家計は昨年度だけで9000万円余の負担を軽減されたことになり、同センターは「国、市の負担で接種できるので、できるだけ多くの子どもに接種を受けてほしい」と期待している。問い合わせは同センター℡88―8800。