抗議船、石垣入港 実況見分始まる

タグボートに横抱きにされて入港した香港活動家の抗議船=16日午後4時半ごろ
タグボートに横抱きにされて入港した香港活動家の抗議船=16日午後4時半ごろ

 日本の領海内に侵入し、尖閣諸島の魚釣島に上陸した香港の活動家が乗船した抗議船が16日、石垣に入港した。抗議船は、海上保安庁第十一管区石垣海上保安部所属の巡視船「いしがき」の先導で、タグボートと横抱きにされた状態で、同日午後4時半ごろ、入港した。


 この日から、巡視船「いしがき」で岸壁から見えないようにして、保安官が実況見分を開始した。海上保安庁によると、実況見分の期間は未定。本部と調整しながら、決めるという。


 抗議船を視察した中山義隆市長は「(強制送還の話があるが)日本の法律で厳正な対応をしてほしい」と強調。「再度、このようなことが無いように尖閣諸島で八重山住民が漁業できるように灯台や港湾の整備をしてもらいたい」と政府に要求した。石垣市議会も9月に臨時議会を開き、抗議決議を予定。


 抗議船は15日、尖閣諸島の西側から接続水域に入り、時速約15キロで東に向けて航行を続けた。海保の巡視船は領海から出るよう無線などで警告しながら並走したが、抗議船は警告を無視。活動家らは魚釣島近くで抗議船を停泊させ、上陸した。