不法上陸「他国なら銃撃」 田母神氏、政府対応批判

田母神俊雄氏
田母神俊雄氏

 尖閣戦時遭難事件の洋上慰霊祭に参加するため石垣入りした「頑張れ日本!全国行動委員会」の田母神俊雄会長(元自衛隊航空幕僚長)は18日、八重山日報社の取材に応じ、香港の反日団体による尖閣不法上陸事件について「強制送還はおかしい」と政府対応を批判した。


 田母神氏は「政府は弱腰になっている。『大人の対応』と言うが、政治家、役人の自己保身に過ぎない。事なかれ主義の対応で、事態はどんどん悪くなっている。歴史観も間違っている」と指摘した。


 抗議船が海保の指示に従わず、上陸を強行しようとした場合について「他の国ならきちんと国際法に基づいて対応し、銃撃して沈めることもできる。そうしないと、相手の行動はエスカレートする一方だ」と述べた。


 中国政府が逮捕者の早期釈放を求めたことについても「中国は人権無視の国で、漁民が50人や100人殺されても騒がない」と述べ、要求の真の意図は領土的野心だと推測した。


 これに関連して同委員会の水島総幹事長も、不法上陸について「本当は止めることができたのに、政府が強い方針を出さず、海保をがんじがらめにした。上陸を止められなかったのは海保や警察の責任ではない」と政府を批判。


 不法上陸した逮捕者が帰国後、英雄扱いされていることに「裁判にかければ相手も慎重になったのに(日本政府は)飯つき、車つきで英雄物語に手を貸した。相手は、次は5~10隻で同じことをやってくる」と懸念した。