全国学力テストの平均正答率は…

 全国学力テストの平均正答率は、小中学校とも今年も沖縄が最下位になり、学力不振問題の深刻さが改めて浮き彫りになった。3市町の成績は未発表だが、関係者によると改善が進んでおり、何とか期待が持てそうだ◆しかし不満に思うのは、市町村別の順位が公表されないことだ。国、県は「市町村間に優劣をつけるべきではない」として、あえて公表しない方針だという◆テストをしても順位が分からなければ、頑張った子も怠けた子も、達成感や危機感を持てない。石垣市の教育長が掲げる「県内3位以内の学力」という目標も、検証のしようがない。本来なら市町村、学校、個人の全国、県内での順位を出し、市町村と学校の順位は公表するべきだ◆全国学テは、当初の全員参加方式が廃止になるなど、民主党政権で骨抜きが進んでいる。しかし学力向上対策の決め手は、競争原理の導入だ。切磋琢磨によって、生徒も教師も伸びていく。「順位がすべてではない」という批判は逃げ口上でしかない。競争のない土壌は停滞しか生まない◆どんなに努力しても勉強が苦手な子どももいる。そんな時は教育者の出番だ。「挑戦する気概さえあれば、勝っても負けても得るものがある」と、子どもたちを励ませばいい。