欠航続きで品不足 旧盆の台所に影響 台風14号

台風14号の再接近により貨物船の欠航が相次ぎ静まり返る石垣港=28日
台風14号の再接近により貨物船の欠航が相次ぎ静まり返る石垣港=28日

 八重山地方に再接近した台風14号は、30日からの旧盆の台所に大きな影響を与えそうだ。那覇→石垣間を運行する貨物船は28日入港予定の船便が欠航し、石垣港は静まり返った。青果店主は「旧盆時に需要の高い、すいか、メロン、ぶどうなどが、欠航で入荷できない」と、書き入れ時の台風を嘆いた。鮮魚店の女性店員は「品薄状態。特に一本釣り漁船の水揚げがほとんど無い。かつお船が釣り上げるまぐろで対応している」と、旧盆時の魚不足に不安な表情を見せている。


 石垣港に入港する貨物船は通常火曜日から金曜日の間に毎日入港するが、台風14、15号の影響により22日と23日の貨物船が欠航。翌24日には入港したものの、旧盆直前の28日は再び欠航となった。普段、貨物車の往来で活気のある石垣港は28日は、台風14号の再接近により、運送業者は午後から休業となり港は静まり返った。


 離島のライフラインともいえる貨物船の相次ぐ欠航による八重山地区への影響は大きく、 市内の青果店主は「日常的に需要のあるバナナ、オレンジ、リンゴなどは、在庫で比較的対応できるが、旧盆時に需要の高いすいか、メロン、ぶどうなどが、欠航で入荷できない」と、厳しい表情「荷物を載せ、鹿児島を出港した船が台風で避難したため、29日に天候が回復しても旧盆の入荷は間に合わない」と諦め顔。


 また、市内の鮮魚店の女性店員は「8月に入ってから一本釣り漁船がほとんど出漁できていない上に、忙しくなる旧盆が台風となり品薄感は強い。日帰りで操業するかつお船が釣り上げるまぐろで対応している」と、旧盆時の魚不足に不安な表情を見せている。


 市内の大型スーパーでは、野菜などの食品が入荷されず品薄状態。カップ麺や冷凍食品、パンなどが品切れとなっていた。買い物客の女性は「野菜や冷凍食品は品薄になっているなと感じた。これからどんどん(食品が)無くなっていくので不安」と話した。


 港関係者によると、貨物船の欠航は29日以後も続く見込みで「今後の状況にもよるが、早くても金曜ごろの入港になる可能性もある」と話す。