6科目で県平均上回る 過去最多、冠鷲PJ奏功 全国学テスト

 石垣市教育委員会は、4月に行われた全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を29日発表した。小、中学校の計10科目中、過去最多の6科目で正答率が県平均を上回り、玉津博克教育長は「市が目指す県内最高水準の学力へ向けて大きな前進」と強調した。市教委は2011年度から、学力向上推進に向けた「冠鷲プロジェクト」を展開しており、取り組みが奏功したと見られる。

 

 全国学テには石垣市から小学校6校(111人)、中学校5校(171人)が参加。抽出率(参加率)はそれぞれ30%、55・6%。県内の参加校は小学校108校、中学校77校。小学校6年は5科目あり、県平均に比べ、正答率は国語Aが0・5ポイント、算数Aが2・4ポイント上回った。国語B、算数B、理科は県平均を下回った。中学校3年は県平均を国語Aが3・3ポイント、国語Bが2・2ポイント、数学Bが1・1ポイント上回った。算数Aと理科Bは県平均を下回った。全国平均には全教科とも届かなかった。


 Aは知識、Bは知識の活用が問われる問題。児童生徒の全員参加方式だった09年の全国学テでは、石垣市は全科目で県平均を下回っていた。市教委の崎山晃指導課長は「学力向上対策を強化し、冠鷲プロジェクトに取り組んだことで、学校現場で学力向上に向けた気運を盛り上げたことが一番のポイントになった」と話した。

 

 玉津教育長は、県内3位以内の学力達成を目指して取り組んできた経緯を説明し「地域、学校、家庭が学力向上に向け一つになり、子どもたちが思いを受け止めて勉強した成果が出た。非常に満足している」と笑顔を見せ「来年度は全教科で県平均を上回りたい」と意気込んだ。来年度の全国学テは小6、中3の全員参加方式で行われる予定。