政治家の政策に必ず上がる産業振興…

 政治家の政策に必ず上がる産業振興。選挙の多い今年、公約を目にする機会が多い。産業振興の公約を掲げた政治家は、真剣に取り組んでいるのだろうかと不思議に思うことが多く立候補の際に掲げる「お約束」に受け止められる◆八重山の産業で最も欠けていると思われるものの一つに製造業がある。八重山には、製糖会社の大看板はあるものの、それ以外に地域を巻き込んだ「八重山の商品」と胸を張れる物がいくつあるだろうか。大勢の観光客が訪れる地域で、みやげ用に売られている八重山産の商品は少ない◆雇用を増やし、地域への経済波及効果をもたらすのは、製造業だ。離島地域で継続的に原料を確保するには、資源を「使う」のではなく「作り出す」農業が産業振興に不可欠だ◆宮古島市で石垣市と同じように特産品化が進められている紅イモ事業。石垣市との取り組みで決定的に違うのは行政の姿勢だ。石垣市も事業を振興する姿勢はあるが、要望の上がった事業に対する助成にとどまっている◆宮古島市では、事業の将来性を見極め、地域の新たな産業として行政が事業の立ち上げを主導した。石垣市でも政治家や行政の側から積極的に動き、新たな産業を創出する視点が必要ではないだろうか。