珍問答で笑い誘う アンガマが祖先供養

祖先供養のため、にぎやかに踊る(右から)ウシュマイとンミー=30日夜、石垣
祖先供養のため、にぎやかに踊る(右から)ウシュマイとンミー=30日夜、石垣

 旧盆入りした30日、市内各地では伝統行事のアンガマが始まった。グソー(あの世)からの使いとされるウシュマイ(爺)とンミー(婆)がファーマー(子や孫)を引き連れ、各家庭や施設で珍問答を繰り広げて祖先を供養した。

 

 アンガマは送り日の9月1日まで市内各地の青年会が中心となり、招待された家庭を訪問する。旧盆期間中は新川、石垣、大川、登野城、平得、真栄里、大浜で行われる。このうち、石垣市石垣の内原英忠さん(73)宅には午後7時ごろ、いしゃなぎら(石垣)青年会のアンガマ一行が訪れた。


 ウシュマイとンミーはユーモラスなしぐさで仏壇に手を合わせ、ファーマーらが入れ替わり立ち代わりで舞踊を披露した。問答では「ウシュマイの歯はなぜ1つなのか」と聞かれ、ウシュマイが「数か月前まではウシュマイもンミーも金歯があった。ロンドンオリンピック委員会が『金メダルを作る金が足りない』と言うから金歯を寄付した」と答え、見物客の笑いを誘っていた。


 内原さんは「孫が青年会活動に参加しており、家族みんながアンガマを楽しみにしている。アンガマが来ると、お盆だなと感じる」と笑顔を見せた。