あす有権者の審判 ロングラン選挙ゴールへ 3陣営 西表西部で打ち上げ

右から加勢本曙氏(62)山田耕治氏(55)川満栄長氏(59)
右から加勢本曙氏(62)山田耕治氏(55)川満栄長氏(59)

 任期満了に伴う竹富町長選は2日投票が行われる。西表島への役場移転の是非を最大争点に、新人で前県立石垣青少年の家所長の加勢本曙氏(62)=西表島白浜、新人で前副町長の山田耕治氏(55)=西表島祖納、現職で2期目を目指す川満栄長氏(59)=西表島上原=が三つどもえの激しい選挙戦を展開してきた。3陣営は1日、地盤である西表島西部でそれぞれ打ち上げを行い、12日間のロングラン選挙を締めくくる。開票は3日午後1時15分から、石垣港離島ターミナルで行われる。

 役場移転に対し、加勢本氏は反対、川満氏は推進の立場。山田氏は住民の要望があれば住民投票を行うとしている。川満氏も選挙戦直前に住民投票の実施を打ち出した。議会勢力は役場移転反対派が多数を占めているため、加勢本氏はもちろん、山田、川満氏のいずれが町長に当選しても、直ちに役場移転を実現することは困難な情勢。


 ただ、町長選で役場移転の是非が争点になるのは今回が3度目で、町民からは「役場移転問題は、そろそろ決着させるべきだ」という声もある。川満町政の4年間に対する評価や、波照間航路の安定運航に向けた手法なども論点になった。


 選挙戦で、山田氏は西表島、小浜島、波照間島、黒島、竹富島の町議8人、川満氏は西表島の町議4人の支持を取り付けた。加勢本氏は独自の戦い。役場移転待望論が強い大票田の西表島で、3氏がどこまで得票を伸ばせるかが勝敗のポイントになりそうだ。


 選挙戦は21日告示、26日投票の長短期決戦になる予定だったが、台風の影響で投票が延期され、異例のロングラン選挙になった。旧盆行事と選挙戦最後の3日間が重なる中、投票率が前回2008年の89・96%を上回るかも焦点になる。投票は町内8カ所で午前7時から午後7時まで。町選管によると、選挙人名簿登録者数(6月2日現在)は3296人。