川満氏が圧勝で再選 山田氏に403票差 竹富町長選

 任期満了に伴う竹富町長選は3日開票され、現職の川満栄長氏(59)=西表上原=が1427票で新人の山田耕治氏(55)=西表祖納=、加勢本曙氏(62)=西表白浜=に圧勝し、再選を果たした。最大の争点だった西表島への役場移転問題について川満氏は、住民投票を実施する意向を改めて示したが「(役場移転を実現するという)目標に向かって努力していく」とも述べ、役場移転を推進する基本姿勢を強調した。

 川満氏は次点の山田氏に403票の大差をつけた。得票数は山田氏、加勢本氏の得票合計も上回り、役場移転実現に弾みがついた形。ただ町議会では役場移転反対派が多数を占めており、紆余曲折が予想される。今選挙では3人の候補者がいずれも西表島西部を地盤としており、大票田の西表島を中心に票の争奪戦が展開された。


 川満氏は3候補の中で最も早く選挙態勢を構築し、序盤から先行。役場移転に対する期待感が強い西表島を早々に固め、優位に立った。西表島の町議4人の支援を得たことも大きかった。西表島以外の島々では劣勢だったが、竹富島や黒島で一定の支持基盤を確保した。1期4年の実績も評価された。

 

 山田氏は町議8人に擁立されたものの、出馬表明が遅れ、有権者に充分に浸透できなかった。役場移転問題では「住民から請求があれば住民投票を実施する」と訴えたが、川満氏が選挙戦直前に住民投票を実施する方針を示したため、争点がぼけたことも不利に響いた。加勢本氏は政策中心の訴えを展開したが、町議の支援が得られないなど、選挙態勢の構築が不十分だった。