反対運動盛り上がらず 空席目立つ八重山大会

 オスプレイ配備に反対する八重山大会は、千人規模を目指し、関係機関・団体を網羅した実行委員会で住民に参加を呼びかけたにもかかわらず、会場には空席が目立った。沖縄本島と違い米軍基地がなく、オスプレイの飛行訓練ルートでもない八重山で、反対運動が盛り上がらない現状が浮き彫りになった。


 市議会は昨年の9月議会で、オスプレイ配備に反対する意見書と抗議決議を賛成多数で可決した。しかしこの日、会場を訪れた市議の姿はまばらだった。市議会の決議に反対し、八重山大会も欠席した砥板芳行市議は「普天間基地に配備されているCH46ヘリの老朽化に対する今後の安全性への懸念や、安全保障上の抑止力の維持ということに対して、議論をしっかりと行う必要性がある」と指摘。「ただ反対というだけでは、国家の安全保障体制が揺らいでしまう」と懸念した。


 一方で「オスプレイが配備される地域や、飛行訓練ルートの地域の住民に対し、これまでの事故や、安全性に対する説明が充分とは言えない」と政府の手際の悪さも批判した。八重山は尖閣諸島問題を抱えており、島しょ防衛の観点から、現行ヘリより高速で航続距離が長いオスプレイを早期配備するべきだという論調も根強い。


 拓殖大客員教授の惠隆之介氏は「県も国も、いざという時には頼りにならず、抑止力を持つのは米国しかない。オスプレイを早期配備し、普天間基地から石垣、与那国までの飛行訓練を行うべきだ」と訴えた。