白保型郷中教育のすすめ 石垣 栄一

 あっぱれ 新安里屋ユンタ歌碑建立に奮い立つ先輩達
 子弟教育の模範として、薩摩藩で生まれた郷中教育がある。郷中とは、今で言う町内会のこと。郷中教育は、郷中内の先輩達によって、後輩の勉学、武芸の指導、躾、心身を鍛え、強い後輩の指導育成のこと。


 その教育が功を奏し、新しい日本の夜明けである明治維新には、西郷隆盛、大久保利通、東郷平八郎、大山巌など多くの人材を輩出し、近代日本を築く原動力になったことは良く知られている。ところで、我が白保でも、若者達が夢と誇りを持って、次世代を担う、たくましい子供達の育成をめざし、村を挙げて、後輩達の教育力の向上、健全育成、情操教育に情熱を燃やし、教育、スポーツ、音楽界等に、優秀な人材を輩出していることは、承知のとおりである。


 白保ゆらてぃく憲章には、勤勉、寛容さ、友好さ、文化的感性・団結心・友情心に富んだ特有の気質があり、その気質はこれまで世代を超えて受け継がれており、将来も守るべき精神的遺産だと評価している。


 私達は、幼い頃から、先輩達から、
 年長者を尊敬する
 何事にも負けるな
 うそをつくな
 等、人として生きていくためにもっとも必要なことの教えを受けて育った。
 先輩達のご恩に報いるためにも、安里屋ユンタに唄われている素朴でのどかな情景、伝統芸能、文化、素晴らしい島の自然をしっかりと守り、優秀な後輩達の育成に手助けをしていきたい。


 今、故郷白保では、新安里屋ユンタ歌碑建立に「俺がやらねば、誰がやる」と奮い立つ先輩達の行動に心を打たれる。これこそが、白保型郷中教育そのものである。皆様、男達のロマンに手助けをし、新安里屋ユンタ歌碑建立を成功させようではないか。