領海侵入「許し難い」 中国の挑発行為に抗議 尖閣問題「新たな段階に」 自民石垣支部

中国の領海侵入に抗議し、記者会見する自民党石垣市部の市議=15日午後、支部事務所
中国の領海侵入に抗議し、記者会見する自民党石垣市部の市議=15日午後、支部事務所

 中国の海洋監視船6隻が尖閣諸島=石垣市登野城=周辺に領海侵入した問題で、自民党石垣支部(支部長・砂川利勝県議)の市議6人は15日、市内の事務所で記者会見し「許し難い行為」(砂川支部長)と中国に抗議、日本政府に毅然とした対応を求めた。中国船による領海侵入は従来から繰り返されてきたが、中国は尖閣諸島国有化の対抗措置として挑発行為をエスカレートさせており、すでに一線を越えつつあることから「尖閣諸島問題は新たな段階に入った」(砥板芳行氏)と判断。 地元の市議団として声を上げた。日中両政府宛ての文書も出す予定。

 

 砂川支部長は「中国の海洋監視船が日本の領土に踏み込んだことは許し難い行為。中国は『日本には何もできない』とメディアに発表しているようだが、日本政府の対応にも憤りを感じている」と述べ、日本政府の「弱腰」も批判した。伊良皆高信市議会議長は「中国は尖閣諸島に上陸し、南シナ海のように既成事実を作ろうとしている。(尖閣諸島を守るため)国民的な運動を展開しないといけない時だ」と指摘。


 中国の反日デモが過激化している問題についても「邦人が襲撃され、日章旗が破られるという屈辱的な光景をテレビで見ていると、日本国民も自国をどうするべきか、もっと考えないといけないと感じた」と訴えた。日本政府の対応について砥板氏は「これまでのような事なかれ主義、先送りを続けていく状況ではなくなった。政府は国際社会に対しても日本の正当性を訴えていく必要がある」と強調。


 中国の領海侵入に対し、有効な手を打てない現状について「漁業者が近海で中国に拿捕(だほ)される可能性も出てくる。周辺の警戒監視体制をこれまで以上に強化するべきだ」と求めた。同支部は市議会9月定例会で、中国に対する抗議決議と、尖閣諸島で避難港を整備するよう日本政府に求める要請決議の可決を目指している。仲嶺忠師氏は「(尖閣諸島で)早めに港を整備して、日本の実効支配を表に出さないといけない」と説明した。