静かに押し寄せる「脅威」 原田 善仁

 先島諸島のみなさんの安全と未来の幸福を心から願う者として、先祖から受け継いできた豊かな大自然の恵みと平和な生活を脅かす、静かに押し寄せる「脅威」に、何とかできないものかと心を痛めている。


 その「脅威」とは「中国による侵略の脅威」のことだ。過日、中国の人民解放軍将官10人が、釣魚島について共同声明を発表した。「国際社会において日米を国際司法裁判所に提訴し、琉球問題をめぐって日米とやり合う」「中国はまず漁船を漁に行かせ、海洋監視船と海事船を進め、その後に海軍を派遣することができる」「(釣魚)島に上陸する者がいれば逮捕し、進入する船があれば撃沈することができる」などなど、独りよがりの過激なものだ。何とも盗人猛々しい。


 1968年に、イラクの油田埋蔵量に匹敵するほどの海底油田の存在が明らかになってから「中国領だ」と主張したのだから、何とも浅ましい。いたずらを続ける子供には、一喝する恐い大人の存在が要る。国家間においてもあてはまるはずだ。善悪の価値判断をしっかりもって、はっきりものを言ってけじめをつけることが大事だと思う。


 「なめたらあかんで」ということから、真の友好は始まるのではないだろうか。(熊本市)