「大漁船団」到来の前兆? 中国監視船と合流か

 尖閣諸島周辺の接続水域で18日から海洋監視船16隻が航行しており、中国側は、尖閣諸島から270㌔の海域で中国漁船七百隻が操業開始したと報道している。


 海洋監視船は大漁船団と合流する可能性があることから、尖閣諸島海域に「大漁船団が到来する前兆ではないか」という観測も流れている。漁業の名嘉全正さんは18日夜に石垣港を出港し、魚釣島周辺で漁を行っている。八重山日報社の電話取材に対し「海保の警備が厳しく、島から1マイル以内に近づかないでと指示された」と話す。


 尖閣諸島周辺に中国の大漁船団が投入されたり、漁民が尖閣諸島に上陸する可能性については「石垣の船に対してもこれだけ厳しく警戒しているので、中国人を上陸させるはずがない。海保を信じている」と期待した。


 安全保障問題に詳しい拓殖大客員教授の惠隆之介氏は、海洋監視船の動きについて「日本の反応を調べている」との見方を示し「日本側が落ち着いたころ、3~4日後くらいに大漁船団を投入するかも知れない。軍部が非常に強硬になっていることもある」と見る。


 ただ、米国防長官が中国を訪問して自制を促すなどの動きがあったことから「中国も慎重にならざるを得ないだろう」と、撤収の可能性にも期待する。