尖閣諸島の国有化に反発する中国…

 尖閣諸島の国有化に反発する中国外務省の声明を読んで、のけぞる思いがした。尖閣は日本の領土だという主張は「世界の反ファシズム戦争の成果を公然と否定し、国際秩序に挑戦するもの」というのだ◆中国の報道では「中国は強くなった。戦争すれば必ず勝てる」「軍は釣魚島(尖閣の中国名)を守るため死ぬまで戦う」などという言葉が堂々と踊る◆八重山の住民からすればバカバカしい限りだが、笑ってばかりもおられない。この国は世界第2位の経済大国であり、核保有国でもある。その主張の影響力は侮れない。日本も本腰を入れて、領有権主張の正当性をアピールする時だ。政府も今後、広報に力を入れるという◆八重山の学校現場では、石垣市の行政区域でありながら、尖閣についてほとんど教えられてこなかった実態がある。マスコミで知ることと、教室で尊敬する先生から教わるのとでは、大きな差がある◆石垣市の中学校は、今年から尖閣の記述が充実した教科書に切り替わった。中国も教科書で尖閣の記述を増やすことを検討中だという。学校で沖縄を教えるなら、米軍基地の被害にだけ力を入れるのではなく、故郷があり、家族が住む領土を守ることの大切さも、あわせて子どもたちに伝えてほしい。