「心臓病に負けず夢へ」 前大舛さん全国大会へ 県弁論大会

県高校総合文化祭弁論部門大会で2位に入った前大舛みこさん=23日午後、八重山高校
県高校総合文化祭弁論部門大会で2位に入った前大舛みこさん=23日午後、八重山高校

 第36回県高校総合文化祭弁論部門大会(主催・県高校文化連盟)が20、21日の両日、那覇市で開かれ、八重山高校1年の前大舛みこさんが2位に入り、県代表として11月の九州大会、来年8月の全国大会出場を決めた。前大舛さんは心臓病を抱えながら、諦めずに夢に挑戦する思いを語り、共感を得た。


 前大舛さんが心臓病を告げられたのは小学校5年生の夏休み。大好きなスポーツを医師に止められ、ショックを受けたが、自分と同じく病気で苦しむ患者を助けるため、看護師になりたいという夢を持つようになった。


 そのころ、祖母が病気になり「祖母を元気にするためには何ができるだろうか」と悩んだ末、スポーツが好きな祖母のために、心臓に負担が少ない走り幅跳びに挑戦することを決めた。大会で、応援に来た祖母の笑顔を見て「祖母の命を救ったような気分になった」という前大舛さん。看護師への夢を改めて強く持つようになった。心臓も回復に向かい、中学校からはハンドボールを続けている。


 こうした経験から「心臓病というハンディを持ちながら私は夢を見つけた。私と同じような病気を持つ子どもたちに伝えたい。何事においても決して諦めないことを」とメッセージを送った。


 県大会には47人が出場。同校からの県大会2位は2年ぶり。いずれも長崎県で開かれる全国、九州大会出場が決まった前大舛さんは「自分を必要としてくれる人が必ずいるから、その人のために頑張るということを伝えたかった。全国、九州大会でも、入賞を目指して頑張りたい」と笑顔を見せた。


 指導した下地理恵子教諭は「(前大舛さんは)ガッツがとてもあるので、結果を出せると思う」と期待した。