石垣市内を車で移動する際、いつも…

 石垣市内を車で移動する際、いつも「もったいないな」と思う場所がある。旧離島桟橋と、その前の通りだ。思い返せば、現在の離島ターミナルがオープンする前は、観光客と各離島への物資を船積みする業者の車でごった返していた。交通がマヒするほど、にぎやかな通りだった◆交通のスムーズな流れを確保するため、八重山署が一方通行にした。しかし、利用者の海中への転落も心配されるなど安全面でも問題視される桟橋だった。現在は白いアスファルトが敷かれ、やしの木の植栽が南国情緒を演出しているが、通行者は少なく、以前のにぎわいが嘘のようだ◆新しい施設を作ると、過去の施設には関心がなくなってしまったのだろうか。使える施設をフル活用する姿勢がなければ、行財政改革が充分だとは言えまい。たとえばマリンレジャー基地にすれば、観光客の利用が増え、通り周辺にも新たなビジネスチャンスが生まれる。釣り公園として再整備するのも一つの手だ。いろいろ活用方法の夢は膨らむ◆ほかにも調査すれば、利用効率の悪い旧施設があるかも知れない。効率の悪い旧施設は周辺地区の振興に貢献できる形で再利用や見直しを行ってほしい。ともあれ、旧離島桟橋は、ただの「客船の船溜まり」では、あまりにももったいない。