尖閣上陸の日本人2人に立件はおかしい 堤 静江

 尖閣諸島・魚釣島に上陸した日本人2人を、八重山署は軽犯罪法違反(立ち入り禁止場所等侵入)容疑で那覇地検石垣支部に書類送検した。スポーツジムの友人たちと昼食の時に、驚きとあ然とした声が上がった。中国からの工作員が日本全国に侵入していて、沖縄で左翼活動をしているといわれているが、まさか沖縄の警察署や地検などにも侵入しているのかしらと声が出た。立件はおかしいことだからだ。


 そもそも日本の領土に日本人が立ち入れないこと自体がおかしいことだ。先般、香港の活動家ら14人が魚釣島に不法上陸した時、民主党政権は逮捕後に無罪とした。さらに信じられないのは、ビジネスクラスの飛行機に乗せて中国に送り返している。更にさかのぼれば菅政権の時に、尖閣沖の中国漁船衝突事件では船長を現行犯逮捕しておきながら、釈放している。


 日本の領土に侵略の意図を明確に持った中国人が上陸しても無罪で、日本人が上陸したら有罪とは、野田政権は狂っていると思う。民主党政権の露骨なまでの親中寄りの姿勢に国難を感じて、2人は上陸して日本を守ろうとしたのだと思う。被害届を出すように指示した羽田国土交通相の判断も間違いならば、八重山署の書類送検も間違いだ。


 立件という国益を損ねるような中国寄りの判断はすべきではない。上陸によって何ら被害が出ているわけでもない。検察当局が良識のある判断を下されると信じている。(神奈川県横浜市)