石垣で初の「慰安婦」展 10日から祈念資料館

「慰安婦」展への入場を呼び掛ける江川共同代表(右から2人目)ら=官公労共済会館
「慰安婦」展への入場を呼び掛ける江川共同代表(右から2人目)ら=官公労共済会館

 沖縄戦と日本軍「慰安婦」展(実行委主催)が10日から5日間、八重山平和祈念館で開かれる。沖縄戦当時の県内慰安所の地図や慰安婦の証言集、日本軍の関与を示す陣中日誌のコピーほか計21点を展示、負の歴史に光を当てる。那覇市などで開かれた展示会資料を実行委が借り受け、八重山で初公開する。展示は午前9時から午後5時まで。最終日の14日は正午まで。


 展示会に伴い、14日午後2時から、石垣市健康福祉センターで、女性史研究者の宮城晴美さんと「八重山の戦争」などの著作がある大田静男さんが、慰安婦をテーマに講演する。展示会、講演ともに無料。


 官公労共済会館で会見した共同代表の江川三津恵さんは「日本軍慰安婦の史実を否定する勢力が台頭してきた。歴史がゆがめられる恐れがある。慰安婦問題は国際的にも、重大な人権侵害として知られている。私たちは史実と向き合い、問題意識を持ち続ける必要がある」と強調した。


 平地ますみさんは「八重山でも慰安所は10か所あった。知ることの大事さを若者にも伝えたい。人権や差別に繋がる慰安婦の展示を見て、学んでほしい」と多くの来場を呼び掛けた。