オスプレイ賛成もいる 宮良 長和

 最近同紙に本土の人々から、オスプレイ配備に反対する県民の真意が不可解、との意見が寄せられている。全く同感である。オスプレイだけではない。軍事基地反対、米軍は出て行けの声も聞かれる。


 第二次大戦で戦場になったこともあるだろうが、沖縄だけが犠牲になったのではない、本土でも大なり小なり戦災は被っている。殊に広島、長崎では原爆も投下された。沖縄は島全体が戦場になったこともあるだろうが、それにしても、戦争は絶対嫌、だから無防備がいいという人々の心理は、同じ沖縄人である私にも解りかねる。


 無防備で平和が補償されるなら別である。現在の情勢から見ると、そうなればたちまち中国軍が上陸して来ることは目に見えている。そして尖閣だけで済まず、次いで本島、宮古、石垣まで占領されるだろう。戦争に巻き込まれるよりはその方がいいというのだろうか。そうしか考えられない。


 濱口和久さんは防衛問題は国内問題でもあるとおっしゃるが、初めはその意味が解らなかった。しかし現在の沖縄を見ていると成る程と思う。防衛大臣が腰を低くしてオスプレイ配備を県知事にお願いしている。何故防衛省の方針通りどんどん配置しないか。国の存亡に関することではないのか。それを拒否する知事の傲慢不遜な態度。守りに必要だからと、こちらからお願いするのが当然だろう。馬鹿の一つ覚えのようにオスプレイは危険だという。事故率から云えば車や自動車はもっと危険である。この世に絶対安全な乗り物はない。


 オスプレイに沖縄の人間が乗るのではない。アメリカの、それもとっておきの海兵隊の戦士達を乗せるのである。そんなに危険なら、虎の子の海兵隊を乗せるわけがない。


 石原慎太郎が「平和の毒、日本よ」で書いている。日本人は六十年以上も続いた平和と経済的繁栄で心身共に堕落しきっていると。国民はいじめ、親族殺し、無気力、優柔不断で目前の利益と娯楽ばかり追い求めている。あの馬鹿げたテレビ番組は何か。政治家もこの国難に際して、ただうろうろするばかり。長く続いた平和が日本人を骨抜きにしてしまった。


 艱難汝を玉にすという言葉もある。もう一度負けてやり直すか。しかしもう手遅れだろう。他所に勝手に上り込んで、ここも自分の家と言い張る強欲な人間共が横行しているこの地球に、明るい未来はない。後百年位で地球も破局を迎えるだろうと宇宙学者ホーキングは云っている。チベットやウイグルのようになるよりはむしろその方がいい。