南北の絆確認 一行26人が岩手到着 かけはし交流

9時間を超える長旅の末、一行は岩手の交流協会のメンバーらの温かな歓迎を受けた=岩手県北上市
9時間を超える長旅の末、一行は岩手の交流協会のメンバーらの温かな歓迎を受けた=岩手県北上市

石垣・岩手かけはし交流の一行(高木健会長)26人が6日から3泊4日の日程で北上マラソン出場、応援ツアーに出発した。9時間余り2500㌔の長旅の末、岩手県に到着した一行は、岩手・沖縄かけはし交流協会のメンバーらの温かな出迎えを受け、7日からのマラソン出場など、交流日程に期待を膨らませた。

この日午前10時過ぎ、一行は石垣空港を出発。那覇空港から羽田空港を経て、秋田空港に午後5時前に到着した。到着時の秋田の気温は19度と、やや肌寒くさっそく上着を羽織る参加者も。


 秋田空港から中型バスに乗り込み岩手県へ。目的地の北上市に到着したのは午後7時過ぎ。9時間余りの長旅で、すでに街は夜更けの雰囲気。疲れた表情を浮かべる参加者もいたものの、岩手・沖縄交流協会の福岡勝夫会長らメンバーが横断幕を掲げ、一行を歓迎した。


 大冷害で、岩手の種もみを石垣島で増殖させた1994年から、岩手県と石垣市との交流が続いている。旧交を温める参加者も多く「久しぶり」「元気か」の声が飛び交い、笑顔が広がって、疲れも吹き飛んだ様子だった。


 岩手を訪れて60回くらいになるという請福酒造の漢那蕙子専務は「岩手は第二の故郷。来たというより帰ってきた感じがする。北と南で離れていても、石垣も岩手も人情の厚さは変わらない。長旅もぜんぜん苦にならない」と笑顔を見せた。


 高木会長は「被災地が震災からどの程度、復興しているかこの目で確かめたい。今年は、奇跡の一本松のモニュメント制作に50万円を寄付する。岩手の復興をこれからも息長く支援していく」と意欲をのぞかせる。到着後、北上マラソンに出場する中山義隆市長も一行に合流、7日からの交流事業に期待を膨らませた。


 一行は7日、北上マラソンに出場、応援した後、震災で深刻な被害を受けた陸前高田市を訪れ、奇跡の一本松のモニュメント制作のため、50万円の義援金を贈呈。さらに交流会に参加するなどし、岩手と石垣の絆を深め、9日夜、帰島する。