「教科書一本化されず」 井口氏ら〝横暴〟と批判

八重山教科書裁判について報告が行われた=9日夜、大浜信泉記念館多目的ホール
八重山教科書裁判について報告が行われた=9日夜、大浜信泉記念館多目的ホール

 「八重山教科書裁判報告・支援集会」(住民の視点で教科書をえらぶ会主催)が9日夜、大浜信泉記念館多目的ホールで開かれ、弁護士の井口博氏、寺田明弘氏がこれまでの裁判について報告した。井口氏は「さまざまな矛盾点が明らかになったという点で意味がある。今後も運動の1つとして、目的達成のために取り組んでいきたい」と述べた。


 この日、井口氏は石垣市、竹富町、与那国町の3市町教育長の証人尋問から矛盾点を指摘。「石垣市と与那国町は八重山採択地区協議会の答申に拘束力があるとしていたが、3市町教育委員会に採択権があると主張してきた」とし、「3市町教育委員会に採択権があるというならば、八重山地区では教科書が1本化されていない。竹富町だけでなく、石垣市も与那国町も有償でなければいけない」と考えを示した。


 また、井口氏は「今回の横暴な手続きが許されてしまえば、全国に蔓延してしまう。ノーという意思表示をすることが必要」とした。6月から参加している寺田氏は「控訴は必至の条件。長い戦いになるが、言うべきことは強く訴えていかないといけない」と述べた。